満観峰ハイキングコースで富士山の絶景を楽しむ
満観峰の魅力
満観峰(まんかんほう)は、静岡県静岡市と焼津市の間にある、標高470メートルの山です。
全国的にはそれほど有名ではないかもしれませんが、頂上からは富士山や南アルプス、駿河湾越しに伊豆半島まで望めるほか、静岡市・焼津市の市街地をも一望できる、地元のハイカーには人気の山です。
また、ルートによっては比較的簡単に山頂までたどり着けることに加え、ハイキングコースや駐車場・トイレが整備されていることも、人気の理由かもしれません。
私も時々登りに行きますが、平日でも中高年の登山グループやトレイルランニングをしている方々とよくお会いします。
満観峰ハイキングコースの紹介
花沢の里~鞍掛峠ルート
満観峰山頂へはいくつかのハイキングコースがありますが、花沢の里から鞍掛峠を経由するルートが一番登りやすく、初めての方にはおすすめです。
コースのスタートとなる花沢の里は、静岡県内唯一の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている集落で、集落の入り口付近に観光駐車場やトイレがあります。
トイレは花沢の里の奥の方にある法華寺前にもありますが、こちらのトイレで済ませておくのがおすすめです。
(追記)法華寺前のトイレは、2021年2月で解体撤去され、使用できなくなりました。また、新型コロナ感染症対策のため、花沢の里の集落内はマスクの着用が呼びかけられていますので、準備をお願いします。
なお、ハイキングコースに入るとトイレはありませんので注意してください。
花沢の里の家並みを見ながら花沢川沿いを登っていくと10分ほどで登山口に到着、ここから本格的な登山の開始です。
しばらくはみかん畑の脇を抜けていきます。
最初から階段になっていますので、ペースを上げ過ぎるとすぐに息が上がってしまうので注意。
このルートでは、3回農道を横切ることになりますが、1つ目の農道を横切ると本格的な山の中の道になっていきます。
その後、2回目の農道を横切った後、登山道の脇に大きな水のタンクを超えると、中間地点の鞍掛峠もあとわずかです。
そして、3回目の農道を横切るところが、鞍掛峠です。
標準のコースタイムは、登山口からここまで40分とのことですが、そこまではかからないかなという印象です。
鞍掛峠にはベンチなどもあり、多くの登山者が休憩している姿も見られます。
なお、ここからは満観峰のほか高草山や日本坂峠に向かうルートも分岐しています。
日本坂峠を経由して満観峰に向かうこともできますが、ここから日本坂峠へ向かうルートは急な勾配が続くように見えるので、素直に直接満観峰へ向かうようにしましょう。
鞍掛峠からしばらくは、山腹をトラバースするようなルートになるため、なだらかな山道が続きます。
ここから稜線に出るまでは、気分良く歩けるでしょう。
稜線に出たところにはベンチもあり、一服するのもいいでしょう。
ただ、稜線に出てからが、もうひと頑張り必要なところ。
放置された茶畑の先に、ちょっときつい登りが待ち構えています。
でも、林の中を登り切って視界がひらけたら、ゴールはもうすぐです。
鞍掛峠から山頂までは、標準タイムは30分。
まあ、そんなところでしょうか。
次は「花沢の里~日本坂峠ルート」
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