花沢の里~日本坂峠ルート
花沢の里の奥、法華寺の脇から登り始めます。
このルートは、スタートしてすぐに一度農道とクロスした後は、日本坂峠まで林の中のつづら折りの登りが続きます。
途中「乙女坂(十八曲り)」といったおしゃれな名前が付けられていましたが、乙女かどうかは置くとしても、確かに18回曲がるとつづら折りの道が終わり、「焼津辺(やきつべ)展望台」という眺望のいい場所に出ます。
ここは、 焼津市街から御前崎までを一望できる場所があり、ベンチも設置されています。
のんびり登る方は、ここで一服入れるのもいいでしょう。
ここまでくると、日本坂峠はもう目と鼻の先です。
このルートも、前半は段状の道が続くので、最初飛ばし過ぎると後が大変です。
日本坂峠までは標準タイムで30分。
大体そんなものです。

なお、日本坂峠は古代の東海道とも言われているようです。
実際に古代東海道と同ルートかといわれば“?”ですが、少なくとも戦国期には東西を結ぶ重要なルートのひとつだったことは確かなようです。

この峠を反対側に降りると静岡市駿河区小坂(おさか)地区、満観峰と反対側に向かえば花沢山を経由して大崩方面へのハイキングコースがあります。
なお、花沢山山頂にはテーブルとベンチがあるほかは特別眺望に優れているわけではありませんが、その手前に西側の焼津市街から御前崎方面までの眺望を楽しめる場所があるので、余裕があったらどうぞ。
ただ、登りが多少きついです。

日本坂峠から満観峰までは稜線上を進むことになりますが、この稜線が曲者。
かなり激しいアップダウンが続くルートになります。

ただ、稜線上を辿るため、主に東側ですが、時折眺望が開ける場所があります。
一番素晴らしいのは「家康ベンチ」が設置されている場所。

眼下が開けているため、浮遊感のある絶景といった感じでしょうか。
東側の眺望に関しては、満観峰山頂を超えると思います。


その後、鞍掛峠に至るルートの分岐(先に触れた鞍掛峠から日本坂峠に向かうルート)と小坂に下る道があるほかは、満観峰までは一本道です。
日本坂峠から満観峰山頂までは標準タイムで60分とのことですが、結構疲労感のある60分になりそうです。
その他のルート
静岡市側からは、小坂地区から直接満観峰に登るルートと日本坂峠を経由するルートがあります。
これらのルートは、小坂地区の登り口にトイレと駐車場があります。
その他、国道一号線沿いから登るルートなどいくつかのハイキングコースがありますが、これらのコースは駐車場はなく、公共の交通機関を利用する必要があります。
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